黄昏の不動産鑑定士受験

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第68回税理士試験 国税徴収法 

こんばんは。
黄昏の税理士受験生です。

 

第68回税理士試験、国税徴収法を受験してきました。
まだ解答速報などが出てないので、正答は不明ですが、
とりあえず一問ミスしたことが分かっており、若干凹み気味です。

 

私にとって今回の試験問題は、
規定の趣旨や手続きの理由などを問われたり、
前回に引き続き、考えさせられる問題が多かったため、
難しく感じましたが、皆さんはどうでしたでしょうか?

何とか一通り解答用紙を埋めましたが、時間いっぱいかかっています。
解答用紙の回収の際に周りを確認したところ、びっしり書かれた答案が多く、
やはり国税徴収法、甘くはないなと感じています。

 

さて、今回の問題に衝撃をうけたので内容のご紹介です。

 

概略
所得税180万円を滞納したEさんはその納税(換価)の猶予のため
 自身の親族Gさんに土地を担保として税務署に提供してもらっていました。
 Eさんは3か月間は決められたとおり所得税の一部を分割納付していたのですが、
 その後、自身の趣味のためバイク(評価額150万円)をローンで購入し
 さらに借金をして等身大のフィギュア(評価額50万円)を買ったため、
 資金が足りなくなり、その後に納付すべき所得税を納められなくなりました。
 この場合には、税務署長はどうやってEさんの所得税を徴収するのでしょう?」

 

Eさんのろくでなしっぷりに笑いが込み上げました。等身大のフィギュア‥‥。
親族Gさんは勝手にEさんのおじいさんを想像していますが、
先祖代々の土地を孫の趣味のために手放さなければならない悲哀とやるせなさ。

 

国税徴収法ってリアルに人間ドラマに関係しますよね。
判断が難しくほぼ毎回、予備校の解答もTとOで割れますし、
勉強する価値がある深い科目だと思います。


3回も受験している私が言うのもなんですが、
悩んでいる方はぜひチャレンジしてみてください。(説得力、ないですね。)

 

 

 

 

 

 

今日の一句

「夏草や 兵どもが 夢の跡」

                      松尾芭蕉

 試験3日目は、人が少なくて。