surprise ending
こんばんは。
黄昏の税理士受験生です。
またまた久しぶりの更新となりましたが、
特に何かの勉強していたわけではなく、ここ最近は飲酒と読書におぼれています。
連城三紀彦さんというミステリー作家をご存知でしょうか?
2013年に亡くなられているので若い方はあまり読んだことがないかと思いますが、
美しい文体と超絶トリックでミステリーの名手と呼ばれています。
学生の頃に読んだ時には、作品のウエットさ(抒情性)になじめなかったのですが、
若いころにはよく分からなかった人情の機微だとかが、
私も40過ぎてようやく分かるようになったのか、この頃、はまっています。
『戻り川心中』、『夕萩心中』といった短編集に収められている
花葬シリーズは特に傑作で、ミステリーではあるのですが心にしみる詩情があって、
文学作品としても楽しめます。
また、人気作家厳選の傑作集も出ています。入門編としていかがでしょうか?
物語の最後に鮮やかに騙されていたことに気づく快感を味わってみてください。
ゆっくり、読書をできるのもこの時期だけだと思いますので、
私はしばらく連城ワールドを堪能しようと思います。