黄昏の不動産鑑定士受験

アラ50が鑑定士試験に挑むブログ

受験歴5

こんにちは。
黄昏の税理士受験生です。

 

今回は第67回税理士試験、法人税法受験後の続きを。

 

昨日も書きましたが、
後からいろいろ本試験での間違いに気づくのは精神的にくるものがありまして、
その日は国税徴収法の最後の追い込みをする予定だったんですが、そんな気になれず、
何となく頭がぼーっとするので昼寝しよと思っても、寝れずで
晩御飯食べたりホテルの温泉につかってる時も、失敗したことが頭に浮かんでました。

 

それでも何とか寝付け、3,4時間は寝たと思いますが、
目が覚めてからは、ぼちぼちと理論マスターを読んだり、答練を解いたりしました。
朝食後、もう一眠りしてからチェックアウト、試験会場に。
外は暑かったですが、試験開始までは閑散とした会場で快適に理マスが読めました。
やっとこの頃に、気持ちの切り替えができたような気がします。

 

本試験

国税徴収法

いつもどおりですがページ数が少なく、問題は2ページ、解答用紙は4ページ。
でも考えさせられる問題でした。
第1問 問1 1+2で最長3年
     問2 繰上保全差押は思いつかず、日付は自信なし。

第2問 問1 留置権は書けたが、占有するための措置は第三者が占有する動産を前提で
      回答したので微妙、徴収可能700万円

    問2 同族会社の第2次納税義務とR国の徴収共助で迷ったが、
      一旦、第1問の問1に戻りクールダウン、実務上どうするだろうか考えて、
      第2次納税義務により300万徴収可能としました。
      R国は共助の要請により徴収できることもあると回答。
      TACの模範解答のようには知らないので書けません。
      ぎりぎりまで解答に時間がかかり今回もあせりました。

 

試験後は、2日ともミスも含め出せる力は出せた、と思えるようになり、
今は、これでだめなら仕方ないか、という心境です。
でも国徴はもういい、するなら相続か所得をしたい。
法人が返って来たら、もちろん法人をします。

 

自己採点は、法人はボーダーぎりぎり、国徴はボーダーと確実の間です。

 

今回の試験で特に思ったのが、
試験委員も予備校の研究をしてヤマを外しにきているということと、
確実に合格するためには予備校の勉強にプラスアルファが必要ということです。
プラスアルファは強い精神力や集中力、作文能力や自分で考える力だったり。
私は予備校のカリキュラムに沿って勉強するうちに、
無意識に予備校が考える理論のランクや本試験のヤマを信じるようになっていました。
確かにそれぞれに根拠はあるのですが、頼ってしまうのはちょっと問題。
どうせヤマをはるのなら自分で考えたほうが後悔しない。

 

法人の理論の試験委員は昨年の国徴の担当の方だったかと思いますが、
海外取引に詳しいだとかなんとか読んでた記憶があるのに
タックスヘイブンを軽視し、過少資本税制や過大支払税制に時間をかけていました。
今思えば、パナマ文書が国際問題になったり、
国税庁のHPでも国際戦略トータルプランの公表がありました。

 

以上は結果論になりますが、法人税2年目の課題としてここに記しておきます。
ただ、しばらくは他の勉強やプライベートを優先し、
11月半ばごろからぼちぼち取りかかる予定です。
それまでは夢を見ておきます。

 

 

今日の一言

「だから夢だけ見るのさ。とても優しい夢を。」

                           モアリズム